観世九皐会所属の観世流シテ方能楽師 鈴木啓吾の掲示板

視覚特別支援(点訳)

お知らせ
視覚障害教育ブックレット(3学期号・'16より4回)
筑波大学附属視覚特別支援学校 視覚障害教育ブックレット編集委員会編集/ジアース教育新社 発行
視覚支援学校での授業の様子や進め方などについて
連載起稿させていただきました。

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一乃会では、謡の言葉の響きに着目したイベントことのはかぜ」を、
継続的に開催して参りました。

これは、京都に伝わる【謡講(うたいこう)】を参考にした催しで、
部屋を暗くし、目から入ってくる情報をできる限り抑え、
聴覚を研ぎ澄ませ、耳で能の言葉や謡を楽しんでいただくものです。

回を重ねるうち、この催しこそが、目の不自由な方々が、
日本の文化「能」を楽しんでいただく機会になるのではないかと思い至りました。

そこで、一乃会のスタッフが微力ながら、
点字点訳を、さらに専門古文点訳の勉強をし、
謡曲や能の解説の点訳の準備を開始。

そして、平成25年度より総合授業の枠を利用し、
筑波大学視覚特別支援学校国語科の先生方から全面的なご協力を得、
能についての授業を行って参りました。
平成29年度も開催させていただきました。
 平成25年度 高等部:3コマ 謡曲『敦盛』
 平成26年度 高等部:3コマ 謡曲『経正』
 平成27年度 高等部:2コマ 謡曲『羽衣』
        小学部:2コマ 謡曲『船弁慶』
 平成28年度 高等部:2コマ 謡曲『紅葉狩』
        小学部:2コマ 謡曲『船弁慶』
 平成29年度 高等部:2コマ 謡曲『敦盛』
        小学部:2コマ 謡曲『船弁慶』

<授業内容>例:(平成26年度の内容)
1)能ってなぁに?
  能の歴史や背景の説明。
  笛・小鼓を実際に触り、音を出してみる。
  
2)謡曲「経正」をとりあげて
  前回取り上げた「敦盛」に続き、平家物語典拠の「経正」の解説。
  謡曲「経正」の一節を点字で謡の言葉を追いながら謡ってみる。
  謡曲「経正」の朗読・素謡を聴く ← 通常の「ことのはかぜ」スタイル
  仕舞「経正」を見る(感じる)
  質疑応答

あまねく広く、どのような方にも能をお楽しみいただきたい。
その気持ちを胸に、
今後、能を楽しみたいと希望される、目が不自由な皆様に、
一乃会では、機会を多く作っていきたいと思っております。

謡曲(原文と現代語訳とも)の点訳も、少しずつ進めております。
*「羽衣」「敦盛」「経正」「船弁慶」「安宅」「紅葉狩」「小鍛冶」点訳済み。
*拙著『能のうた』は、点訳ボランティア団体・シグマ様の御尽力にて点訳済み。
その他、応相談の上多数ご用意できます。

ご希望されます方は、一乃会までお問い合わせください。
*基本的に、本活動はボランティアで行っております。
*ついては、日時のご希望はご相談のうえとさせていただきます。
*遠方での開催や多数ご参加の場合、交通費と資料紙代のみご相談させていただく場合がございます。

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