観世九皐会所属の観世流シテ方能楽師 鈴木啓吾の掲示板

一乃会特別公演

~鈴木屋敷情報~
令和元年5月8日(水)NHK和歌山「ギュギュっとわかやま」(18時30分~19時)内の
【守る】というコーナーの中で、「鈴木屋敷」とともに、
復曲能「鈴木三郎重家」公演が(ほんの少~しだけ)取り上げられました。
 ⇒ 令和元年5月21日(火)NHK(近畿地区)「おはよう日本」で再放映!
 ⇒ 令和元年5月29日(水)NHK(全国)「おはよう日本」で再放送!

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ご報告1
和歌山の地元紙「わかやま新報」に公演や鈴木屋敷に関する記事を掲載いただきました。
 平成30年
 ①3月31日「鈴木姓の誇り新たに」三郎重家の能 300年ぶりに上演
 ②4月28日「鈴木屋敷復元の力に」復曲能の公演を観賞して
 ③5月23日「ひとごと ひとこと」
 平成31年
 ①2月6日「鈴木屋敷見学や謡曲奉納」県博や藤白神社でシンポや催し
 ②3月2日「鈴木屋敷復元の弾みに」10日藤白神社でゆかりの謡曲奉納
 ③3月13日「鈴木屋敷復元の成功願い」

ご報告2
テレビ和歌山「6時のわかやま」に公演や鈴木屋敷について、特集として取り上げていただきました。
 平成30年6月7日(木)「特集:鈴木屋敷復活へ」(放送:18時13分~24分)

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平成30年3月29日(木)第19回一乃会特別公演にて
     復曲能『鈴木三郎重家】を上演致しました。
 ⇒ 令和元年11月24日 第21回一乃会公演にて再演致しました。

紀州藤白の藤白神社(和歌山県海南市)に縁深い鈴木氏。
昭和17年に第122代といわれる鈴木氏が亡くなり、全国の鈴木姓のルーツとされる、紀州藤白の鈴木本家は途絶えました。

その鈴木氏が住んでいた鈴木屋敷はその後、藤白神社が管理をしてきましたが、現在大規模な修復が必要となり、藤白神社、海南市を挙げて復元プロジェクトに取り組んでおります。

また、鈴木屋敷の存在とその現状を広く知ってもらえるよう平成10年からは「全国鈴木サミット」と称したイベント等を開催し、地元をあげて支援の輪を広げることに尽力されていらっしゃいます。

能楽に携わる「鈴木」として何かできることはないものか…。
その想いから、藤白鈴木氏出身の鈴木三郎重家、亀井六郎重清兄弟の事績を扱った古曲『語鈴木(かたりすずき)』『鈴木三郎重家』として復曲
全国約200万人の鈴木さんに、そして一人でも多くの方々に広くこのプロジェクトに興味関心を持っていただき、ご支援を仰ぐため上演したいと考えました。

室町時代の後期頃に作られ、江戸時代までの上演記録は残るものの、現在は廃曲となっている能『語鈴木』。
幼少期より源義経(牛若丸)と交流し、後に家臣となり、屋島の合戦、壇ノ浦の合戦で活躍しながらも、『平家物語』に語られることがなかったために、ほとんど知られていない鈴木三郎重家・亀井六郎重清の兄弟。

  篤い忠義の物語『鈴木三郎重家』として、今ここに蘇ります!

さらに、講談とのクロスオーバー企画として、鈴木三郎重家を描いた新作講談を、講談師(真打)の神田織音先生にお願いし、書き下していただきました。

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「第19回 一乃会特別公演」
 <日 時> 平成30年3月29日(木)
 <会 場> 千駄ヶ谷・国立能楽堂
 <番 組>
  新作講談「鈴木三郎重家」-義経と重家の出逢い- 講談師・神田織音 
  復曲能 「鈴木三郎重家」
       鈴木啓吾・永島 充・殿田謙吉・則久英治
       松田弘之・大倉源次郎・亀井広忠・深田博治・高野和憲
       観世喜正・山崎正道・馬野正基・角当直隆
       佐久間二郎・小島英明・坂真太郎・桑田貴志
       奥川恒治・遠藤喜久

 「第21回 一乃会公演」
 <日 時> 令和元年11月24日(日)
 <会 場> 神楽坂・矢来能楽堂
 <番 組>
  仕舞 「屋島」観世喜之・「橋弁慶」観世和歌・観世喜正
  狂言 「成上り」野村萬斎、岡聡史、月崎晴夫
  復曲能「鈴木三郎家」
      鈴木啓吾・永島 充・殿田謙吉・則久英治
      竹市学・大倉源次郎・原岡一之・深田博治・中村修一
      観世喜正・山崎正道・馬野正基・角当直隆
      佐久間二郎・小島英明・坂真太郎・桑田貴志
      奥川恒治・遠藤喜久
   
       監修(能)小林健二(国文学研究資料館名誉教授)・(間狂言)野村萬斎

<復曲能あらすじ>
   誠は重家を世に立て給ふとも
       義経の情には換へまじきものをと

 源義経の家臣・鈴木三郎重家は、頼朝による義経追討が烈しくなる中、
 故郷の母の病状がよくなると義経を追い奥州を目指します。
 奥州へ下る途中、梶原方に捕えられる重家。
 義経に向けられた頼朝の疑念。
 重家は頼朝の御前にて義経の正当性を滔々と語ります…。
 
鈴木屋敷復元のための寄附は、【藤白神社内の(鈴木屋敷復元の会事務局)】のみで受け付けております。
 【藤白神社(鈴木屋敷復元の会事務局)】以外の名称での寄附活動は一切しておりません。
 寄附内容についてのお問い合わせは、藤白神社:鈴木屋敷復元の会事務局(直通電話:073-488-3805)までお願い致します。

<協力>公益社団法人 観世九皐会

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